こんにちは!今回は、PlayStation 2(PS2)で発売された、背筋も凍るホラーゲームや、ダークな世界観が魅力のアクションゲームを年代順に一挙ご紹介します。
PS2が登場したことで、ゲームの映像表現は一気に進化しました。フルポリゴンで描かれる不気味な洋館、じわじわと迫り来る霧、そしてリアルなクリーチャーたち……。あの時代ならではの独特な空気感と恐怖は、今遊んでも色褪せません。
「懐かしい!」と思うタイトルから、「こんなゲームあったんだ!」という隠れた名作まで、各年代を彩った傑作たちを振り返っていきましょう。読みやすいように各タイトルの魅力をたっぷり語っていきますので、ぜひお気に入りの一本を見つけてみてくださいね!
2000年
PS2が発売された記念すべき年です。大容量のDVD-ROMを活かし、これまでにない映像体験ができるゲームが登場し始めました。
BLOOD THE LAST VAMPIRE 上巻・下巻
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2000年12月21日(上巻・下巻) | やるドラ(アニメーション・ダークホラー) |
本作は、プロダクションI.Gが手掛けたハイクオリティなフルアニメーションと、ゲームのインタラクティブ性が融合した「やるドラ」シリーズのPS2版です。
PS2の高度な動画再生能力と大容量をフルに活用しており、まるでテレビアニメを見ているかのような滑らかな映像がそのままゲームとして楽しめます。プレイヤーがリアルタイムで選択を迫られるシステムは、非常に没入感が高いですよ。
物語は、セーラー服姿で日本刀を振り回し、吸血鬼(翼手)を狩る少女「小夜」の戦いを描いています。薄暗くて血生臭い昭和の日本を舞台にした、重厚なダークホラーの世界観が魅力的です。
アニメ映画版と同時期に展開されたメディアミックスの先駆けとしても重要な作品で、単なる映像鑑賞にとどまらない深い体験を提供してくれます。その後の日本におけるダークアクション作品にも大きな影響を与えた名作です。
2001年
この年は、ホラーゲームの歴史が大きく動いた年です。日本の精神的な恐怖を描く「和風ホラー」や、スタイリッシュに戦う新しいアクションなど、数々の名作が誕生しました。
鬼武者
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年1月25日 | サバイバルアクション(戦国バイオ) |
「戦国時代のバイオハザード」という画期的なコンセプトで開発され、PS2初期のミリオンセラーとして大ヒットしたキラータイトルです。
実在の俳優である金城武さんを主人公・明智左馬介のモデルと声優に起用したことは、当時のゲーム業界に大きな衝撃を与えました。まるで映画を見ているかのような臨場感があります。
これまでのサバイバルホラーが「逃げる恐怖」に重きを置いていたのに対し、本作は刀で敵を切り捨てる「バッサリ感」という爽快感を前面に押し出しています。
敵の魂を吸収して自らの武器や能力を強化するシステムは、その後のアクションゲームのスタンダードにもなりました。恐怖とカタルシスを見事に融合させた、絶対に遊んでおきたい歴史的傑作です。
エクスターミネーション
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年3月8日 | パニック・サバイバルホラー |
南極の極秘研究施設を舞台に、未知の生命体による侵略と感染の恐怖を描いたサバイバルホラーの意欲作です。
冷気や吹雪などの環境エフェクトがリアルタイムで処理されていて、プレイヤーの孤独感と絶望感を巧みに煽り立ててくれます。雪に閉ざされた閉鎖空間の不気味さがたまりません。
特筆すべきは、銃のパーツを付け替えるカスタマイズ機能と、主観視点による精密な射撃システムの導入です。これにより、単なる恐怖体験だけでなく、タクティカルな戦闘の緊張感が加わりました。
さらに、感染という見えない脅威がプレイヤーの肉体を蝕んでいくシステムは、タイムリミット的な焦燥感を生み出します。常に自分の状態を管理しなければならない、スリリングなサバイバル体験が味わえます。
バイオハザード CODE:Veronica 完全版
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年3月22日 | サバイバルホラー |
他機種で発売された大人気作に、新規ムービーやストーリーの追加要素を施した完全版としてPS2に登場しました。
従来のシリーズが背景に一枚絵を使用していたのに対し、本作は背景も完全に3Dポリゴンで構築されているのが大きな特徴です。カメラがダイナミックに動くことで、より映画的な演出が可能になりました。
クレアとクリスの兄妹を主人公に据え、アンブレラ社の創設に関わる絶海の孤島「ロックフォート島」での陰謀を描いています。
ストーリーはゴシックホラーのテイストを強く帯びており、愛憎渦巻く悲劇的な展開がプレイヤーを引き込みます。シリーズの中でも屈指のシナリオの完成度を誇る物語として、今でも語り継がれている名作です。
フェイズパラドックス
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年5月24日 | SFホラーアドベンチャー |
初代PlayStationのシューティングゲーム『フィロソマ』の続編でありながら、ジャンルをSFホラーアドベンチャーへと大胆に変更した異色の作品です。
宇宙空母という絶対に逃げ場のない閉鎖空間の中で、未知の生命体による侵略と、極限状態に置かれた乗組員たちの心理的な崩壊が複数の視点から描かれていきます。
主にハイクオリティなムービーと選択肢で進行し、プレイヤーの決断がキャラクターの生死や物語の分岐に直結するというシビアなシステムが緊張感を生みます。
ハリウッドのSFパニックホラー映画のような緻密な世界観と、宇宙空間特有の冷たい閉塞感が不安を煽る、SFファンにはたまらない隠れた名作です。
the FEAR
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年7月26日 | 実写映像ホラーアドベンチャー |
PS2の大容量DVDを最大限に活用し、全編フルモーションビデオ(実写映像)で構成された異色のホラーアドベンチャーゲームです。
プレイヤーは実在の心霊スポットで撮影された生々しい映像の中を探索し、数々の不可解な怪奇現象に直面することになります。
CGではなく生身の俳優さんと実際の風景を使用しているため、独特の湿っぽさと「これ、本当にあったことかも…」と思わせるようなドキュメンタリータッチの恐怖が味わえます。
視覚や聴覚から直接的に驚かせてくる演出は、日本のホラー映画(Jホラー)の怖さをそのままゲームに落とし込もうとした野心的な試みで、夜中に一人でプレイするのはかなり勇気がいりますよ。
デビルメイクライ
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年8月23日 | ゴシック・サバイバルアクション |
元々は『バイオハザード』の新作として開発がスタートした本作ですが、そこから脱却し「いかにスタイリッシュに敵を倒すか」という全く新しいジャンルを創り出しました。
ゴシックホラーの薄暗く荘厳なマレット島を舞台にしながらも、主人公のダンテは恐怖に怯えることなく、二丁拳銃と大剣を駆使して悪魔を華麗にコンボで打ち上げます。
プレイヤーの操作スキルがそのままキャラクターの「カッコよさ」に直結し、評価システムとして可視化される仕組みが最高に気持ちいいんです。
恐怖の対象だったクリーチャーを、自分のカッコよさをアピールするためのサンドバッグに変えてしまったという点で、世界中のアクションゲームに多大な影響を与えた金字塔的な作品です。
サイレントヒル2
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年9月27日 | サイコロジカルホラー |
サイコロジカルホラー(心理的恐怖)というジャンルにおいて、ビデオゲーム史に残る最高傑作と世界中で絶賛されている芸術的な作品です。
亡き妻から届いた手紙に導かれて霧に包まれた街「サイレントヒル」を訪れた主人公の心の闇が、そのまま街の異界や悍ましいクリーチャーとして現れます。
視界を遮る「霧」という演出が、プレイヤーの不安を煽るとともに、現実と狂気の境界を曖昧にする見事な効果を生み出しています。
特に、不死身の処刑人「三角頭(レッドピラミッドシング)」は、強烈なトラウマとインパクトを残しました。ホラーゲームが文学的で精神分析的な深みを持てることを証明した、絶対に体験してほしい一本です。
ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年11月8日 | ガンシューティング・サバイバル |
名作『バイオハザード CODE:Veronica』の奥深い世界観をベースに、一人称視点のガンシューティングとしてアーケードから移植された作品です。
ガンコン2に対応しており、プレイヤー自身の手で直接敵に狙いを定めるという、直感的で臨場感あふれる操作が楽しめます。
このゲームの最大の面白さは、制限時間内にエリアをクリアしないと無敵の追跡者(ネメシス)が出現するというペナルティシステムにあります。
「背後から理不尽な恐怖が迫ってくる」という焦燥感が、ガンシューティングの爽快感にサバイバルホラー特有のスパイスを加えており、逃げるか戦うかのジレンマがクセになります。
ヴァンパイアナイト
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年12月6日 | ガンシューティング・ホラー |
アーケードからの移植作である本作は、吸血鬼とハンターたちの戦いを描いたガンシューティングゲームです。当時の有名メーカーが共同開発したことでも話題になりました。
雪に覆われた古城や寂れた村を舞台に、画面奥から迫り来るグロテスクな吸血鬼や魔物たちを撃ち抜いていく、純粋な反射神経と射撃の腕が求められます。
ホラー映画的なゴシックの重厚な雰囲気を持ちながらも、ガンコン(銃型コントローラー)を握って次々と脅威を排除していくアーケードライクな爽快感がたまりません。
家庭用機で直感的なアクションホラーが手軽に楽しめるようになり、友達と一緒に遊ぶ接待用ゲームとしても非常に高く評価されました。
零 ~zero~
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2001年12月13日 | 和風ホラー(射影機) |
銃でゾンビを倒す西洋ホラーが主流だった時代に、「古い木造家屋」「目に見えない怨霊」「カメラで除霊する」という全く新しい概念を持ち込み、和風ホラーのジャンルを確立した歴史的作品です。
プレイヤーは「射影機」という古いカメラを構え、ファインダー越しに迫り来る怨霊を撮影することでダメージを与えていきます。
敵を引きつければ引きつけるほど大ダメージを与えられるシステムは、「怖い霊の顔にギリギリまで近づくのを待つ」という、ホラーゲームにおける究極のジレンマを生み出しました。
床の軋む音や、湿った空気感までもが伝わってくるような日本特有のじっとりとした恐怖演出は、海外でも非常に高く評価されています。
2002年
ホラーやアクションのシステムがより洗練され、深い心理描写やアドベンチャーとの融合が進んだ年です。プレイヤーの精神を揺さぶるような名作が揃っています。
ガレリアンズ:アッシュ
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2002年4月25日 | サイキックSFサバイバルホラー |
初代PlayStationでカルト的な人気を誇った『ガレリアンズ』の正統続編となる作品です。
超能力(サイキック)を駆使して戦う独自のアクションと、薬品で強力な能力を引き出すものの、使いすぎると精神が崩壊してしまうというギリギリのシステムが特徴です。
グラフィックがフル3Dに進化し、戦闘のスピード感とエフェクトが派手になった一方で、過酷な運命に抗う少年少女たちの悲壮な物語が胸を打ちます。
自分の力そのものが暴走の危険を孕んでいるという設定が、敵の恐怖だけでなく自己崩壊の恐怖をもプレイヤーに突きつける、特異なSFサバイバルホラーです。
ガンサバイバー3 ディノクライシス
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2002年6月27日 | ガンシューティング・サバイバル |
本作は主観視点シューティング「ガンサバイバー」シリーズの第3弾でありながら、『ディノクライシス』の世界と融合した異色作です。
最大の特徴は、迫りくる敵がゾンビではなく、素早く獰猛な恐竜であること。別売りの「ガンコン2」を使用することで、次々と襲い来る恐竜の群れを直感的なエイムで撃ち倒す、極上のパニックとガンシューティングの爽快感を同時に味わえます。また、物語が『ディノクライシス2』の直接的な後日談となっている点も大きな魅力です。
サイレントヒル2 最期の詩
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2002年7月4日 | サイコロジカルホラー(追加シナリオ版) |
世界中で絶賛された『サイレントヒル2』に、ヒロインの一人であるマリアを主人公としたサブシナリオなどを追加した完全版です。
本編では語られることのなかったマリアの孤独や、彼女が主人公ジェイムスに出会うまでの短い運命の時間が、プレイヤー自身の手で体験できるようになっています。
彼女がどんな感情を抱えていたのかを知ることで、本編の持つ心理的な悲劇性がより一層深く、切ないものへと変わっていきます。
グラフィックの微調整や新アイテムも追加されており、サイコロジカルホラーの金字塔としての完成度を極限まで高めた、ファン必携の一本です。
ゴーストヴァイブレーション
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2002年7月4日 | アクションアドベンチャー(悪霊捕獲) |
幼なじみの主人公とヒロインが、不気味な幽霊屋敷を探索しながら悪霊を捕獲していくアクションアドベンチャーゲームです。
特別なスピア(銛)を使って逃げ回る悪霊を釣り上げるという、フィッシングゲームにも似たユニークな戦闘システムが面白いんです。
コントローラーの振動機能を最大限に活用しており、霊の接近や捕獲時の激しい抵抗感がダイレクトに手に伝わってくるため、触覚を通じた新しいホラー体験が楽しめます。
過度な残酷描写はなく、謎解きとゴーストハントのエンターテインメント性に重きを置いているので、幅広い層が楽しめる良作ですよ。
かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2002年7月18日 | サウンドノベル・ホラーサスペンス |
サウンドノベルの一大ブームを巻き起こした『かまいたちの夜』の、待望の正統続編です。
前作の雪山から一転、孤島にある不気味な洋館(監獄島)へと舞台を移し、わらべ唄になぞらえた凄惨な連続殺人事件の謎に挑みます。
PS2の性能を活かして背景が3D化され、実写とCGを融合させたような生々しい情景がテキストの恐怖をさらに増幅させています。
オカルトやサイコホラー、さらには極めて残酷なスプラッター表現を含む分岐ルートも多数用意されており、プレイヤーの精神力を強く揺さぶる衝撃的な作品に仕上がっています。
クロックタワー3
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2002年12月12日 | ゴシック・サバイバルホラー(逃走系) |
無力な少女が正体不明の殺人鬼から逃げ隠れする恐怖を描き、ホラーゲームの歴史に名を刻んだ『クロックタワー』シリーズの第3作です。
映画監督の深作欣二氏をムービー監督に迎え、シネマティックな演出や人間ドラマが大幅に強化されました。
本作の最大の特徴は「パニックメーター」です。殺人鬼との遭遇で少女の恐怖心が蓄積し、メーターが振り切れるとパニック状態に陥って操作が困難になるというシステムが、強烈な焦燥感を生みます。
一方で、各章の最後では主人公が魔法の力で変身してボスと真っ向から戦うという、これまでにない「反撃のカタルシス」も取り入れられ、シリーズに新たな可能性を提示しました。
歸らずの森
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2002年12月26日 | サスペンスホラー・アドベンチャー |
雪深い山奥にある洋館と、そこを取り囲む「帰らずの森」を舞台にした、クローズド・サークル系の本格サスペンスホラー・アドベンチャーです。
記憶を失った主人公が見知らぬ人々と共に洋館に閉じ込められ、一人また一人と犠牲者が出る中で、脱出の方法と事件の真相を探り当てていく王道のミステリーです。
プレイヤーの推理と探索によって導き出される真実の中には、単なる殺人事件の枠を超えた人間の狂気やドロドロとした愛憎劇が隠されています。
ノベルアドベンチャーとしての高い完成度を誇り、サスペンスやミステリーが好きな方にはたまらない、じっくりと読み込める良作です。
彼岸花
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2002年12月26日 | サウンドノベル(学校の怪談) |
名作『弟切草』の小説版の続編を原作とし、原作者・長坂秀佳氏が自ら製作総指揮を務めたフルCG作品です。氏の過去作の小ネタが随所に散りばめられているのも特徴です。
最大の魅力は、原作者が「ギネスもの」と語る全187種(+隠し4種)もの圧倒的なエンディング数です。一度到達した結末に再び辿り着くと続きが現れる奥深いシステムを採用しています。
3人の主人公から1人を選ぶ形式で、他者の心理状態が分かるザッピングシステムも搭載されています。選択肢の「3番」を選ぶと高確率でバッドエンドになるなど、膨大でスリリングな分岐を心ゆくまで楽しめるのが本作の醍醐味です。
2003年
オンライン対応や独自の世界観を持つ作品など、ホラーゲームが多様化し、シリーズ作品が円熟期を迎えた豊作の年です。
オペレーターズサイド
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年1月30日 | 音声認識SFスリラー |
PS2のUSBマイクを使用し、プレイヤーが自分の「声」で画面内のヒロインに直接指示を出して危機を脱するという、極めて野心的なアドベンチャーゲームです。
モンスターが徘徊する宇宙ステーションに取り残された女性を、モニター越しにナビゲートするという設定が、リアルなコミュニケーションの錯覚を生み出します。
敵から隠れるように囁き声で指示を出したり、パニックに陥った彼女をなだめるために声を張ったりと、声という入力デバイスが生み出す没入感は圧倒的です。
コントローラーでは得られない、命を預かっているという強烈な責任感とスリルを味わえる、時代の先を行き過ぎた名作です。
ガンサバイバー4 バイオハザード HEROES NEVER DIE
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年2月13日 | ガンシューティング・サバイバル |
移動時は三人称視点(TPS)、敵を撃つ瞬間に一人称視点へとシームレスに切り替わるという、ハイブリッドなシステムを採用した意欲作です。
広大な豪華客船を舞台に、周囲の状況を把握しながら探索するアドベンチャーの楽しさと、迫り来るゾンビを正確に狙い撃つガンシューティングの緊張感が見事に両立しています。
シリーズの正史にも連なる奥深いストーリーが展開され、ガンサバイバーシリーズにおける一つの完成形とも言える高い完成度を誇ります。
アクション性とサバイバルホラーのバランスが絶妙で、バイオハザードファンなら絶対にプレイしておきたい隠れた名作です。
遊星からの物体X episodeII
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年2月27日 | SFサバイバルホラー(疑心暗鬼システム) |
ジョン・カーペンター監督のSFホラー映画の金字塔『遊星からの物体X』の直接の続編として制作されたゲームです。
極寒の南極基地を舞台に、人間に擬態する未知のエイリアンとの死闘を描きます。画期的なのは「恐怖・信頼(疑心暗鬼)システム」です。
仲間がパニックに陥ったり信頼を寄せたりするものの、その仲間がすでにエイリアンと同化されている可能性が常にあり、「誰が敵かわからない」という絶望的な状況が続きます。
血液検査で証明するか、疑念を抱えたまま行動を共にするかの決断が迫られる、原作映画の魅力を完璧にゲームに落とし込んだ類稀なるサバイバル体験です。
サイレントヒル3
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年7月3日 | サイコロジカルホラー |
シリーズ第1作目の直接的な続編であり、成長した少女ヘザーを主人公に据えた作品です。
PS2のグラフィック技術が最高潮に達し始めていた時期の作品で、血と錆にまみれた「裏世界」の悍ましい描写は、今見ても圧倒的な生々しさと美術的価値を感じさせます。
「肉体の変容への恐怖」などを深く掘り下げており、女性主人公ならではの心理的なトラウマが、クリーチャーのデザインや世界観に色濃く反映されています。
圧倒的な恐怖だけでなく、過酷な運命に立ち向かうヘザーの力強いキャラクター性も非常に魅力的で、シリーズの物語的な集大成とも言える傑作です。
ハングリィ ゴースト
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年7月31日 | 一人称視点アクションRPG(死後の世界) |
死後の世界(冥界)に堕ちた主人公が、自らの罪を清算して審判の門を目指すという、独自の世界観を持つ一人称視点のアクションRPGです。
プレイヤーは生前の記憶を失っており、暗く荒涼とした冥界を探索しながら、他の亡者たちと対話したり戦ったりして歩みを進めていきます。
最大の特徴は、敵を倒すだけでなく、彼らを「裁く」か「許す」かを選択できるカルマシステムです。この選択の積み重ねがエンディングに直結します。
不気味で陰鬱なビジュアルデザインと、死後という終わりのない孤独感が、プレイヤーに静かな精神的圧迫感を与え続ける、哲学的でダークな怪作です。
グレゴリーホラーショー ソウルコレクター
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年8月7日 | ホラーアドベンチャー |
四角いペーパークラフトのような独特のCGアニメーションで人気の『グレゴリーホラーショー』を原作とするステルスホラーアドベンチャーです。
異次元のホテルに迷い込んだプレイヤーは、個性的で狂気に満ちた宿泊客たちから「さまよえる魂」を盗み出し、脱出を目指します。
見た目はコミカルですが、住人たちの行動パターンを観察し、背後から忍び寄って罠を仕掛けるゲームプレイは、驚くほど硬派なステルスアクションです。
魂を奪われて発狂した住人たちが執拗に追い回してくる様は、デフォルメされたデザインとは裏腹に、トラウマ級の焦燥感を植え付けてくれますよ。
恐怖新聞(平成版) 怪奇! 木霊す呪いのメッセージ
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年8月7日 | サウンドノベル |
つのだじろう氏の伝説的ホラー漫画『恐怖新聞』をベースに、舞台を平成の時代に移して現代風の大胆なアレンジを加えたサウンドノベルです。
「読むたびに寿命が100日縮む」という原作の恐ろしい設定を活かしつつ、プレイヤーの選択で呪いの運命を回避できるかどうかのサスペンスが展開されます。
現代の都市伝説や学校の怪談のエッセンスが巧みに組み込まれており、読み進めるにつれてじわじわと迫り来る死の予感が効果的に増幅されています。
昭和の怪奇漫画が持っていた理不尽で土着的な恐怖を、現代によみがえらせたオカルトファンにはたまらない一作です。
SIMPLE2000 Vol.34 THE 恋愛ホラーアドベンチャー 漂流少女
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年8月28日 | アドベンチャー |
低価格で実験的なタイトルを数多く輩出した「SIMPLE2000シリーズ」の1本で、「恋愛」と「ホラー」という相反するジャンルを融合させた挑戦的な作品です。
嵐によって無人島に漂着した主人公とヒロインたちが、脱出を目指す過程で不可解な怪奇現象や凄惨な殺人事件に見舞われます。
極限状態での吊り橋効果を利用してヒロインとの絆を深める要素と、いつ誰が犠牲になるか分からないサバイバルホラーの緊張感が交錯する展開が面白いです。
低予算ゆえの粗削りな部分はありますが、プレイヤーの精神を揺さぶる予測不能なシナリオは、SIMPLEシリーズならではの光る個性を感じさせます。
シャドウタワー アビス
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年10月23日 | ダークファンタジーRPG(一人称視点) |
フロム・ソフトウェアが手掛けた、極めて硬派で難易度の高い一人称視点ダークファンタジーRPGです。巨大な縦穴(アビス)をひたすら下へと探索していきます。
後の「ソウルシリーズ」へと繋がる、あの絶望感と探索の達成感の原点がここにあります。特に、敵の腕や足を部位破壊していく戦術的なバトルシステムが秀逸です。
BGMを極力排し、自らの足音と魔物のうめき声だけが響く静寂の空間は、常に死と隣り合わせの強烈な緊張感を生み出します。
ダンジョン探索そのものを究極の恐怖体験へと昇華させた、ストイックな冒険を楽しみたい方にぜひおすすめしたいダークな名作です。
SIREN
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年11月6日 | 和風サバイバルホラー(視界ジャック) |
日本の閉鎖的な寒村「羽生蛇村」を舞台に、赤い海から響くサイレンの音と共に村人たちが「屍人(しびと)」へと変貌する恐怖を描いた、和風ホラーの最高傑作の一つです。
本作を革命的なものにしたのは「視界ジャック」システムです。敵である屍人の視界を他人の目を通じて覗き見ることで、「見つからないように隠密行動をとる」極限のスリルが味わえます。
時系列がバラバラに提示される複数のキャラクターの群像劇は、断片的な情報を繋ぎ合わせることで初めて全体像が浮かび上がる難解で奥深いシナリオとなっています。
「どうあがいても、絶望。」のキャッチコピー通り、今なお熱狂的なカルトファンを抱える、絶対にプレイすべき伝説のホラーゲームです。
玻璃ノ薔薇 -ガラスのばら-
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年11月6日 | サイコサスペンス・アドベンチャー |
TOKIOの松岡昌宏さんを主人公のモデルと声優に起用し、ご本人がモーションキャプチャーも務めたことで大きな話題を呼んだサイコサスペンス・アドベンチャーです。
昭和初期の洋館にタイムスリップした主人公が、連続殺人事件の謎を追うという本格的なミステリー仕立ての物語が展開されます。
主人公は他人の心に触れて深層心理を読み取る「サイコメトリー」能力を持っており、これを駆使して証拠を集め、事件の真相を解き明かしていきます。
美麗なグラフィックで再現されたレトロな洋館の雰囲気と、人間の心の奥底に潜む狂気や悲哀を描いた重厚なシナリオが魅力的な一作です。
キャッスルヴァニア
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年11月27日 | 3Dゴシックホラー・アクション |
2Dの探索型アクションとして名声を得ていた『悪魔城ドラキュラ』シリーズを、PS2の性能を活かして完全3Dアクションへと昇華させた作品です。
主人公レオン・ベルモンドを操作し、吸血鬼ハンターの起源と「ヴァンパイアキラー(鞭)」の誕生秘話に迫る、シリーズファン必見のストーリーが展開されます。
鞭を使った多彩なコンボ攻撃や、サブウェポンと魔法を組み合わせた戦術的なバトルシステムが特徴で、3D空間における戦闘の爽快感がバツグンです。
荘厳な城の内部や闇に潜む悪魔たちのゴシックなデザインも美しく、アクション性とダークファンタジーが見事に調和したタイトルです。
零 ~紅い蝶~
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年11月27日 | 和風ホラー |
『零』シリーズの2作目であり、双子の少女、澪と繭が、地図から消えた「皆神村」に迷い込み、恐ろしい因習に巻き込まれていく物語です。
多くのプレイヤーから「シリーズ最高傑作」「最も泣けるホラーゲーム」と絶賛されています。「射影機」による除霊アクションはさらに洗練され、戦略性が増しました。
しかし本作の真髄は、狂気に満ちた村の歴史を紐解く悲劇的なシナリオと、常に姉妹の絆が試される心理的葛藤にあります。
美しくも恐ろしい和風の情景と、抗えない悲劇へと向かっていく圧倒的な物語体験は、ホラーゲームが深い感動を与え得ることを証明してくれました。
バイオハザード アウトブレイク
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2003年12月11日 | オンライン対応サバイバルホラー |
ラクーンシティで発生した生物災害を、特殊部隊員ではなく「一般市民」の視点から描いた外伝的作品です。
PS2のネットワーク機能を活用し、最大4人でのオンライン協力プレイをコンシューマー機のホラーゲームで実現した、当時としては時代を先取りしすぎたオーパーツ的な存在です。
プレイヤーキャラクターにはそれぞれ独自の職業スキルがあり、定型文と行動だけで意思疎通を図りながら絶望的な状況からの脱出を目指します。
ウィルス感染度が時間経過とともに上昇するシステムが、協力と裏切りの判断を迫り、オンラインならではの予測不能な人間ドラマを生み出しました。
2004年
PS2市場が絶頂を迎え、クリエイターの強烈な個性が発揮されたニッチでディープなホラー・サスペンス作品が次々と誕生した年です。
Nebula -Echo Night-(ネビュラ エコーナイト)
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年1月22日 | SFホラーアドベンチャー |
フロム・ソフトウェアが手掛けた、宇宙ステーションを舞台とする一人称視点のSFホラーアドベンチャーゲームです。
消息を絶った婚約者を探すため、プレイヤーは無人となった施設を探索し、そこに彷徨う乗組員たちの残留思念(幽霊)と接触していきます。
本作の特徴は、主人公の「心拍数」がUIとして表示されており、幽霊に近づいたり驚かされたりして心拍数が限界を超えると、心臓麻痺でゲームオーバーになるというシビアなシステムです。
武器を持たず、環境を操作して除霊していくパズル的なゲームプレイが、静寂の宇宙空間における圧倒的な無力感と恐怖を見事に演出しています。
九怨 -kuon-
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年4月1日 | 和風ホラー |
フロム・ソフトウェアが手掛けた、平安時代を舞台とする極めて陰惨で美しい和風ホラーアクションゲームです。
呪術師や陰陽師の少女たちを操作し、死者や妖魔が蠢く不気味な屋敷を探索します。日本の伝統的な怪談や因習のおぞましい描写が、生々しく表現されています。
戦闘では式神を召喚して戦うシステムが採用されており、アクション性の高さとホラーの雰囲気が高い次元で見事に融合しています。
平安時代特有の雅な衣装と、腐敗と血に塗れたグロテスクな怪異のコントラストが、唯一無二の幽玄な恐怖を生み出している傑作です。
ゴーストハンター
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年5月27日 | アクションホラーアドベンチャー |
欧米の開発スタジオが手掛けた、洋画のテイストを色濃く持つアクションホラーゲームです。
新米警察官の主人公が特殊なゴースト捕獲装置を手に入れ、相棒の幽霊少女の能力を借りながら、様々な廃墟や呪われた施設を探索していきます。
TPS視点でのシューティング要素と、霊のエネルギーを利用した謎解き要素がバランスよく配置されており、遊びごたえは十分です。
ハリウッド映画顔負けのシネマティックな演出や、不気味でありながらどこかユーモラスなゴーストたちのデザインが秀逸で、「お化け屋敷」的な楽しさを提供してくれます。
サイレントヒル4 ザ・ルーム
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年6月17日 | サイコロジカルホラー |
自室のアパートから一歩も外に出られなくなるという、日常空間が狂気の檻へと変貌する「密室の恐怖」を描いたシリーズ異色の作品です。
主人公は自室のバスルームに突突開いた謎の穴を通じて、様々な不気味な異世界へと出向くことになります。
最大の恐怖は、唯一の安全地帯であったはずの「自室」がゲームの進行とともに怨霊に侵食され、回復すらままならない呪われた空間へと堕ちていく点にあります。
アイテムの所持数制限が厳しく設定されるなどサバイバル要素も強く、現代社会の孤独というテーマを完璧にホラーゲームへと昇華させた意欲作です。
ヴァンパイアパニック
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年6月24日 | アクション・パニックホラー(村人誘導) |
吸血鬼に支配された村から、ヴァンパイアハンターであるプレイヤーが村人たちを誘導して脱出させるという、護衛ミッションを主体としたパニックホラーです。
村人たちは恐怖でパニックに陥りやすく、勝手に逃げ出したり腰を抜かしたりするため、プレイヤーは彼らをなだめながら安全圏へと導かなければなりません。
吸血鬼の圧倒的な力に対する恐怖よりも、「無力なNPCを守り切らなければならない」という強い責任感と焦燥感がゲームの核となっています。
群衆をコントロールする面白さをパニックホラーに組み込んだ、挑戦的でユニークなプレイフィールを持つ意欲作です。
MICHIGAN -ミシガン-
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年8月5日 | テレビクルー視点アクションアドベンチャー |
グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏が手掛けた、極めて特異なシステムを持つホラーアドベンチャーです。
プレイヤーは報道番組の「カメラマン」となり、謎の怪物に襲撃されるシカゴの街をファインダー越しに撮影し続けます。
「スクープ映像を撮るために人間を助けずに撮影し続ける」か、「カメラを下ろして人間を助けるか」という倫理的なジレンマをシステム化している点が非常にユニークです。
メディアの暴走と人間の自己中心的な欲望をブラックジョークを交えて描き出した、社会風刺の効いた異端のエンターテインメント作品です。
流行り神 警視庁怪異事件ファイル
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年8月5日 | 都市伝説ホラーアドベンチャー |
現代の「都市伝説」をテーマにしたホラーアドベンチャーです。プレイヤーは警視庁の刑事となり、不可解な怪異事件の捜査にあたります。
本作の最も面白いところは、事件の真相を「オカルトルート(怪異の仕業)」として解決するか、「科学ルート(人間の犯罪や心理的錯覚)」として解決するかを、プレイヤー自身が選べる点です。
幽霊であっても人間であっても、それぞれに背筋の凍るような結末が用意されており、都市伝説が持つ「もしかしたら本当かも」という不気味さを極限まで引き出しています。
テキストの読み応えも抜群で、オカルトやサスペンス好きなら絶対に引き込まれること間違いなしの名作ノベルゲームです。
ブラッドレイン
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年8月26日 | スプラッター・アクションホラー |
吸血鬼と人間のハーフである妖艶なヒロイン「レイン」を操作し、ナチスのオカルト部隊や吸血鬼たちを殲滅していくスプラッター・アクションゲームです。
腕に装備された巨大なブレードで敵を無惨に切断し、飛び散る血飛沫を浴びながら、さらに敵に組み付いて血を吸って回復するという、徹底したゴア表現が特徴です。
恐怖に怯えるサバイバルホラーではなく、「自らが最も恐るべき存在として敵を蹂躙する」という逆転の構造が、強烈なカタルシスを与えてくれます。
ダークアンチヒーローの魅力に特化した、背徳感たっぷりの過激なアクションを楽しみたい方にぴったりの一作です。
SIMPLE2000 Vol.61 THE お姉チャンバラ
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年8月26日 | スプラッター・ゾンビアクション |
「ビキニ姿の美女が、日本刀でゾンビの群れを斬り刻む」という、強烈なコンセプトで登場し、後に独立した大人気シリーズへと成長した記念すべき第1作目です。
SIMPLEシリーズらしい低価格帯のゲームでありながら、アクションゲームとして非常に練り込まれた独自のシステムを持っているのが特徴です。
「返り血を浴び続けると攻撃力が上がる」「刀に血糊が溜まると斬れ味が鈍るためリロードで払う」といったシステムが、戦闘に深い戦略性をもたらしています。
エロティックとスプラッターの融合というキッチュな魅力が、爽快な剣戟アクションと見事にマッチした奇跡の一作です。
バイオハザード アウトブレイク FILE2
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年9月9日 | オンライン対応サバイバルホラー |
一般市民のサバイバルを描いた前作『アウトブレイク』のシステムを引き継ぎつつ、新たな5つのシナリオを追加した続編です。
本作では、アイテムの受け渡しや指示出しのシステムが大幅に改善され、各キャラクターの個性がより明確になって遊びやすくなりました。
特に、感染した象やライオンが迫り来る動物園のステージは、シリーズの中でも屈指のパニック感と絶望感を誇ります。
オンラインでの共闘感と、いつ誰がウイルスでゾンビ化するかわからないという疑心暗鬼のバランスが最高で、ネットワーク対応ホラーの完成形として愛され続けています。
ヴァン・ヘルシング
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年9月9日 | ダークファンタジー・アクション |
キアヌ・リーブス主演の同名映画をベースにした、爽快感あふれるダークファンタジー・アクションゲームです。
主人公のモンスターハンター、ヴァン・ヘルシングを操作し、ドラキュラ伯爵や狼男、フランケンシュタインの怪物といった古典的なモンスターたちと死闘を繰り広げます。
両手銃による射撃と、回転ノコギリのような近接武器を組み合わせたスピーディーなアクションが特徴で、映画の世界観を忠実に再現したデザインも素晴らしいです。
ワイヤーアクションを利用した立体的な移動やダイナミックなボス戦など、純粋にアクションエンターテインメントとして非常に高い完成度を誇ります。
SIMPLE2000 Vol.64 THE スプラッターアクション
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年10月14日 | スプラッターアクション |
こちらもSIMPLEシリーズからリリースされた、タイトル通り「スプラッター(流血表現)」に特化したベルトスクロール型のアクションゲームです。
チェーンソーや鉄パイプ、ショットガンなど、その場に落ちているあらゆる武器を利用して、大量のゾンビや怪物をミンチにしていきます。
画面が真っ赤に染まるほどの過激な表現と、シンプルな操作で敵を粉砕していくアーケードライクな爽快感が徹底的に追求されています。
複雑な謎解きや心理的な恐怖描写を一切排除し、「視覚的な刺激」のみに焦点を絞った潔いゲームデザインは、ストレス解消に最高の効果を発揮します。
アカイイト
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2004年10月21日 | 和風伝奇ホラー・ノベル |
日本の民俗学や神話をベースにした、伝奇ホラーノベルゲームです。少女たち同士の深い絆(百合要素)を前面に押し出した作風が特徴的です。
主人公の少女「羽藤桂」が、吸血の衝動を持つ謎の少女や鬼たちとの運命的な出会いを経て、自らの血筋に隠された恐ろしい真実へと迫っていく物語です。
選択肢によって物語が複雑に分岐し、時には無惨なバッドエンドを迎えることも。根底には凄惨で残酷な伝奇ファンタジーの血脈が流れています。
血と呪いという重いテーマを扱いながらも、少女たちの繊細な心理描写と美しいテキストによって、ノベルゲームファンから熱狂的な支持を集めました。
2005年
PS2の性能限界まで使い切った表現力豊かな作品が多数登場し、サバイバルホラーのアクション性が劇的に進化した年です。
DEMENTO -デメント-
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2005年4月21日 | ゴシック・サバイバルホラー(逃走・相棒犬) |
カプコンが放つ、戦う術を持たない非力な少女フィオナを主人公とした「逃走と隠匿」のサイコロジカルホラーです。
狂気に満ちた追跡者たちが徘徊する巨大な錬金術の城から脱出を図るのですが、本作の画期的なシステムは、相棒であるホワイト・シェパードの「ヒューイ」の存在です。
プレイヤーはヒューイに指示を出して敵を威嚇させたり謎を解かせたりしますが、犬を撫でて信頼関係を築かなければ言うことを聞いてくれません。
恐怖で視界が歪むパニックシステムと相まって、極限状態の中で唯一の心の拠り所である「犬との絆」が、圧倒的な没入感をもたらす至高のゴシックホラーです。
コンスタンティン
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2005年5月19日 | ダークファンタジー・シューティング |
キアヌ・リーブス主演の同名オカルトアクション映画をベースにしたTPSアクションゲームです。
主人公の悪魔祓い師(エクソシスト)ジョン・コンスタンティンとなり、人間界と地獄を行き来しながら悪魔たちと激しい戦いを繰り広げます。
映画のビジュアルを忠実に再現した地獄の凄惨な風景や、特殊能力を使って隠された罠や敵を発見するシステムが特徴的です。
聖水爆弾や十字架を象ったショットガンなど、オカルトと重火器が融合した特異なガジェットを駆使して悪魔を粉砕するカタルシスは、ダークアクション好きの心を鷲掴みにします。
影牢II -Dark illusion-
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2005年6月30日 | トラップアクション(ダークファンタジー) |
プレイヤー自らが武器を持って戦うのではなく、館の随所に「罠」を仕掛け、侵入してくる人間たちをハメて倒すという、悪役視点のダークファンタジーアクションです。
天井から巨大な鉄球を落とす、壁から槍を突き出させるなど、多種多様なトラップをミリ単位のタイミングで連鎖(コンボ)させるパズル的な快感が極限まで追求されています。
敵を無慈悲にいたぶるというサディスティックな背徳感と、自分の思い描いたピタゴラスイッチ的な連続罠が決まった時のカタルシスは最高です。
一度ハマると抜け出せない、唯一無二の中毒性を持った素晴らしいシリーズ作品です。
流行り神 Revenge 警視庁怪異事件ファイル
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2005年7月14日 | 都市伝説ホラーアドベンチャー |
前年に発売された『流行り神』に、ユーザーからの要望が多かったシステムの改善や新たなシナリオを追加した、実質的な「完全版」です。
都市伝説の不気味さを、科学的見地とオカルト的見地の両面からプロファイリングしていくゲームの魅力はそのままに、より深く物語に切り込む構成になっています。
追加された後日談などがキャラクターのバックボーンや事件の闇をさらに掘り下げており、テキストの質と不気味なサウンドが織りなす極上のアドベンチャーに仕上がっています。
ホラーノベルファンにとって欠かせない、充実のコレクションとして高く評価されている一本です。
零 ~刺青の聲~
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2005年7月28日 | 和風ホラー |
『零』シリーズの第3作目で、本作のテーマは「夢と現実の境界の崩壊」です。
主人公の黒澤怜は、事故で婚約者を失った後、眠るたびに恐ろしい「眠りの家」を彷徨い、目覚めると現実の自分の体にも青い刺青が侵食していくという恐ろしい体験をします。
前2作のキャラクターたちも物語に深く関わり、シリーズの集大成的な側面を持っています。安全圏であったはずの自室が、徐々に怪奇現象の舞台となっていく演出は逃げ場を完全に奪い取ります。
愛する人を失った喪失感と、それにつけ込む呪いの恐ろしさを、極めて日本的な情緒と哀愁で描き切った傑作ホラーです。
悪魔城ドラキュラ 闇の呪印
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2005年11月24日 | 3Dゴシックホラー・アクション |
PS2における『悪魔城ドラキュラ』の3Dアクション第2弾です。
本作の主人公はヴァンパイアハンターではなく、ドラキュラ配下の「悪魔精錬士」であったヘクターという特異な設定を持っています。
最大の特徴は、自らが使役する使い魔「イノセントデビル」を育成・進化させ、共に戦うシステムです。使い魔の成長方向によってプレイスタイルが大きく変化します。
重厚なゴシックファンタジーの美しい世界観の中で、多彩な武器の合成と使い魔の育成というRPG的なやり込み要素が融合した、長く遊べる名作です
バイオハザード4
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2005年12月1日 | サバイバルホラー(TPSへの転換作) |
ゲームの歴史において、本作ほど後世のアクションゲームに絶大な影響を与えた作品は稀です。
従来の固定カメラを完全に廃止し、キャラクターの背後からの視点(TPS視点)を採用したことで、業界全体にパラダイムシフトを引き起こしました。
敵の頭を撃って怯ませ、接近して体術で蹴り飛ばすというアグレッシブな戦闘システムは、「迫り来る恐怖を自らの手で打破する」圧倒的なカタルシスを生み出しました。
チェーンソーを持った男が迫ってくる絶望感や、村人たちに包囲される攻城戦の緊張感は筆舌に尽くしがたいものがあります。アクションゲームの事実上の標準となった歴史的傑作です。
SIMPLE2000 Vol.92 THE 呪いのゲーム
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2005年12月8日 | ホラーアドベンチャー |
「プレイすると死ぬ」と噂される呪われたゲームソフトをめぐる恐怖を描いた、SIMPLEシリーズの実写サウンドノベルです。
ゲーム内ゲームというメタフィクション的な構造を採用しており、実写映像で展開される現実世界と、粗いポリゴンで作られた不気味な「呪いのゲーム」の世界を交互にプレイします。
低予算であることを逆手に取り、チープな実写映像の生々しさや、バグったような意図的なグリッチ表現が、かえって得体の知れない気味の悪さを増幅させています。
Jホラー特有の「メディアを介して伝染する呪い」というテーマを見事に表現した、知る人ぞ知るカルト作です。
2006年
次世代機への移行が迫る中、熟練のクリエイターたちによる深く陰惨で、文学的ですらある心理ホラーの傑作が多数登場しました。
RULE of ROSE -ルール オブ ローズ-
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2006年1月19日 | サイコロジカル・サバイバルホラー |
1930年代のイギリスを舞台に、孤児院に迷い込んだ少女ジェニファーが、残酷な子供たちによる階級社会の恐怖に晒されるサイコロジカルホラーです。
お化けではなく、「無邪気な子供が持つ特有の残酷さや狂気」をホラーの対象とした点で非常に特異な作品です。相棒の犬と共に匂いを頼りにアイテムを探すシステムが採用されています。
トラウマやいじめといった極めて重くデリケートなテーマを、絵本のような美しいグラフィックと物悲しいBGMで包み込んでいます。
ゲームというメディアが到達した一つの文学的芸術作品として、世界中でカルト的な評価を得ている絶対に忘れてはいけない名作です。
SIMPLE2000 Vol.50 THE ゾンビV.S.救急車
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2006年2月9日 | ゾンビアクション |
ゾンビが溢れかえる街を舞台に、プレイヤーが救急車を運転して生存者を救出するという、B級映画のノリをそのままゲーム化したような破天荒なアクションです。
救急車という大型車両で群がるゾンビの群れに突っ込むカタルシスと、車体をアップグレードしてさらに凶悪な車両を作り上げていくバカバカしさがたまりません。
緻密な心理的恐怖を追求する大作ホラーとは対極にある、「物理でゾンビを蹂躙する」というジャンクフード的な楽しさを提供してくれます。
SIMPLEシリーズ特有の圧倒的な魅力と突き抜けたコンセプトで、一部でカルト的な人気を博した愛すべきバカゲー(褒め言葉)です。
SIREN2
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2006年2月9日 | 和風サバイバルホラー(視界ジャック) |
前作の視界ジャックシステムを正統進化させ、舞台を日本近海の孤島「夜見島」に移した続編です。
前作の敵に加え、光に弱く闇に潜む新たな敵「闇人」が登場し、光と闇を利用した戦略的なサバイバルが展開されます。動物の視界を借りたり過去の幻影を視たりすることも可能になりました。
難易度が高すぎた前作の反省からヒント機能などが充実し、遊びやすさが大きく向上しているのも嬉しいポイントです。
自衛隊員の本格的な戦闘から、盲導犬を連れた男性の絶望的な逃避行まで、多彩なキャラクターが織りなす絶望の群像劇は和製ホラーの極致と言えます。
かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2006年7月27日 | サウンドノベル・ホラーサスペンス |
名作サウンドノベル『かまいたちの夜』シリーズ三部作の完結編となる作品です。
前作の舞台であった三日月島を再び訪れた主人公たちが、過去の因縁と新たな連続殺人事件に立ち向かいます。
本作では、複数の主人公の視点をタイムチャートで頻繁に切り替えながら、お互いの行動が干渉し合うことで物語の謎を解き明かしていく、高度なパズル的シナリオ構造を持っています。
過去2作で散りばめられた伏線を見事に回収しつつ、プレイヤー自身の推理力を極限まで試す緊迫したサスペンスが展開され、シリーズを見事に締めくくりました。
BLOOD+ ONE NIGHT KISS
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2006年8月30日 | アクションアドベンチャー(須田剛一監督) |
人気アニメ『BLOOD+』の世界観をベースに、鬼才・須田剛一氏が監督を務めた完全オリジナルストーリーのアクションアドベンチャーです。
トゥーンレンダリングによるアニメ調の美しいグラフィックで、主人公の小夜と、ゲームオリジナルキャラクターである刑事の青山を交互に操作しながら、架空の都市での一夜の死闘を描きます。
須田監督特有のスタイリッシュな演出やハードボイルドなテキストが炸裂しており、独自のアバンギャルドな魅力を放っています。
血みどろでありながらもどこかポップなアートワークが素晴らしく、単なるキャラクターゲームの枠を大きく逸脱した良作です。
2007年
PCの同人ゲームとして社会現象を巻き起こしたタイトルの移植や、テキスト主体のホラーアドベンチャーがPS2のラインナップを彩った年です。
ひぐらしのなく頃に祭
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2007年2月22日 2007年12月20日(カケラ遊び) | サスペンス・サイコホラーノベル |
PC同人ゲームとして圧倒的な人気を誇ったサウンドノベル『ひぐらしのなく頃に』を、グラフィックを一新しフルボイス化して移植した作品です。
昭和58年の閉鎖的な村「雛見沢村」を舞台に、部活仲間たちとの楽しい日常が、疑心暗鬼と猟奇的な惨劇へと反転していく恐怖と絶望のギャップがたまりません。
美麗なCGと声優陣の熱演によって、その恐怖はさらに強化されています。PS2版ならではの新規シナリオも多数追加されています。
プレイヤーの選択によって運命が分岐するシステムが組み込まれ、惨劇のループから抜け出して奇跡のハッピーエンドへと到達するカタルシスは、多くのプレイヤーの涙を誘いました。
流行り神2 警視庁怪異事件ファイル
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2007年11月15日 | 都市伝説ホラーアドベンチャー |
都市伝説をテーマにしたホラーアドベンチャー『流行り神』シリーズの正統な第2作目です。主人公は引き続き警視庁の風海警部補となり、さらに凄惨な事件に挑みます。
本作では、「黒闇天」や「座敷わらし」などの新たなオカルト・都市伝説が題材となっており、前作同様に「科学ルート」と「オカルトルート」の分岐システムが楽しめます。
シナリオの完成度やテキストの生々しさが一段と洗練されており、読み物としてのクオリティが非常に高いです。
人間の底知れぬ悪意や狂気が絡む事件の数々は、オカルト的な恐怖以上に「生きている人間こそが最も恐ろしい」というサスペンスの真髄を突きつけてきます。
四八(仮)
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2007年11月22日 | 都道府県ホラーノベル |
日本の47都道府県+α(未知の領域である48番目)を舞台にした、ご当地怪談や都市伝説を網羅するという非常に野心的なコンセプトのホラーノベルです。
ホラー界の著名なクリエイターが多数参加しており、それぞれの地域に伝わる伝承や実際の心霊スポットを題材にした膨大なショートストーリーが収録されています。
システム上の不具合の多さなどから別の意味で伝説的なゲームとなってしまいましたが、その着眼点と狂気的なスケール感は評価されるべき点です。
日本全国の土着的な恐怖を一つのゲームボードに集約しようとした、ゲーム史において特異な存在感を放つ強烈な作品です。
2008年
PS2のライフサイクルの末期にあたるこの時期でも、テキストアドベンチャーを中心とした熱量の高いホラー作品がリリースされ続けました。
アオイシロ
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2008年5月15日 | 和風伝奇ホラー・ノベル |
名作『アカイイト』の姉妹作としてリリースされた、和風伝奇ホラーノベルです。舞台を南の海辺の町「青城」に移しています。
剣道部の合宿に訪れた主人公の少女が、海から現れた謎の少女との出会いをきっかけに、竜神伝説と血塗られた儀式の謎に巻き込まれていく重厚な物語です。
前作同様、少女たちの繊細な感情の揺れ動きと、容赦のない残虐な伝奇ホラーの世界観が絶妙なバランスで混ざり合っています。
少しの油断が直ちに凄惨なバッドエンドに直結する緊張感や、日本の古語や神話をふんだんに用いたテキストは、読む者を圧倒する文学的な魅力を持っています。
シークレットゲーム -KILLER QUEEN-
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2008年8月21日 | デスゲーム・サスペンスホラーノベル |
同人のPCゲームからコンシューマーへと移植された、いわゆる「デスゲーム」ジャンルのサスペンスホラーノベルです。
見知らぬ館に監禁された13人の男女が、首輪をめぐる生き残りゲーム(キラークイーン)を強制されます。各参加者には「特定人物の殺害」などの異なるクリア条件が設定されています。
誰がどの条件を持っているか分からない疑心暗鬼の中、協力と裏切り、そして血みどろの殺し合いが展開される緊迫感がたまりません。
極限状態における人間の醜さや狂気、そして自己犠牲の尊さを克明に描き出したシナリオは、デスゲームというジャンルの魅力が凝縮された傑作です。
2009年
地獄少女 澪縁(みおよすが)
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2009年9月17日 | サイコサスペンス・アドベンチャー |
「憎い人間を地獄へ流す」という都市伝説を描いた人気アニメ『地獄少女』を原作とするミステリーアドベンチャーゲームです。
ゲームオリジナルの女子高生を主人公に、彼女の周囲で起こる呪いと怨み合いの連鎖を紐解いていきます。プレイヤーは情報を集めながら、登場人物たちが抱えるドロドロとした愛憎や裏の顔を暴いていきます。
誰が誰を恨み、最終的に誰が地獄通信にアクセスして「糸を引く」のかという、人間の業の深さを浮き彫りにするシナリオが展開されます。
アニメ版の持つ退廃的で物悲しい雰囲気と、裁きを下す際の独特のカタルシスを見事にゲームシステムに落とし込んだ、良質なサイコサスペンスです。
2010年
PS2市場の文字通りの最終盤。ハードウェアの成熟を飛び越え、ゲームというメディアが提供できる「物語の語り口」の極致を示す作品が登場しました。
サイレントヒル シャッタードメモリーズ
| 発売日 | ジャンル / 備考 |
| 2010年3月25日 | サイコロジカルホラー(逃走特化) |
記念すべき第1作目『サイレントヒル』の物語をベースにしつつも、全く異なる「再構築」を施した異色作です。
行方不明の娘を探す主人公の物語を追いますが、本作には「武器で敵と戦う」という要素が一切存在しません。敵からはひたすら逃げることしかできない圧倒的な無力感が味わえます。
最大の特徴は、ゲームの合間に挟まれるセラピストからの「心理テスト」です。プレイヤーの回答や行動の選択によって、登場人物の性格やクリーチャーの姿、結末そのものがリアルタイムに変化していきます。
プレイヤー自身の深層心理をゲーム内に反映させるメタフィクショナルな恐怖は、PS2時代を締めくくるにふさわしい、サイコロジカルホラーの究極の一形態です。
さいごに
いかがでしたでしょうか? PS2というプラットフォームは、表現力の向上によって「血」や「暗闇」をよりリアルに描き出しただけでなく、プレイヤーの心に潜む高度な心理的テーマをゲームとして体験させてくれました。
アクションの爽快感から、逃げることしかできない無力感、さらにはテキストによる想像力の刺激まで、ここに挙げた名作群は今遊んでも色褪せない恐怖と感動を与えてくれます。気になったタイトルがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね!

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